去る2月29日を持って40年以上の歴史を持つパタヤのカラオケ店の老舗「スージー」が店を閉じた。
個人的なことで恐縮だが、この店は私がまだ20歳台の頃パタヤに初めて日本の団体を連れてきた頃からあった店である。
まだ観光ホテルとしてはパタヤでもいくつも無かった頃から店をやっていた。
やり手のママがいて女性をしっかり教育してお客からのクレイムなどがあったらムチで打ちつけたという武勇伝もあるくらいな気丈の人であった。
何年になるだろうか、たぶん7年位まえに不慮の交通事故で亡くなられて娘さんが跡を継いだのだが周囲では何年もつであろうかと危惧されていた。
昨年あたりから女性の値段が上がり、また無給である為に店に出勤する女性が少なくなり、お客が行ってから女性を呼ぶとお客は来るのを待てないで帰ってしまうという悪循環にはまり経営は悪いとは言えないながらも決して往時のようにはいかなかったのであろう。
店を閉めて他人に貸した方が利益が高いと判断したのだろうと思う。
そういえばスージーのかつての正面玄関はバービアーに貸して玄関をソイ4の方に変えたし、二階のソープランドも閉めて他人に貸している。
これで本丸のカラオケまで他人に貸すと先代が築いたスージーのビルは全て他人に貸与したことになる。
時代の流れには逆らえないが、先代の経営方針を二代目が継承できなかったという事実もあろうと思う。 |