サイアムカントリーの新コース
ウォーターサイドコース

5月30日 金曜日 晴れ 気温35度

5月17日にオープンしたサイアム系列のウオーターサイド午後0時にスタートした。
4月上旬にオープンを予定して1ヶ月遅れてオープンしたのも頷けるように、またコース内のレストハウスが完成していなかったり、グリーン周りの芝つきもまだままならない。
何よりも未だ木々の育ちが悪く日陰というものが少なくプレー中はいつも太陽に晒される。それにコース内の色が少ない。
水と空の青、それにグリーン、どこかのスポーツ用品のメーカーの基本カラーと同じだ。
もっとこの季節なのだから花が咲き乱れていても良いのではないと思うのは私だけであろうか。
火焔樹やブーゲンビリアなどの熱帯のカラフルな色合いが欲しい。
オープンして2週間も経たないといのにフェアーウエイのグルーンが雨の為に枯れていたり地肌が見えていてリプレイスする場所が多い。
白ティーからスタートすると6000ヤードをちょっと超える程度、青ティー、黒ティーもあるが差ほど距離が伸びるわけでもないし、またティーの位置によって攻略性が変わるという程のこともない。
そのせいかグリーンが小さく、フェアーウエイもアンジュレーションがかなりある。
私はドライバーが220ヤード程度しか飛ばないが、それでもセカンドに5番アイアン以上を使わなくてもグリーンには達する。
また200ヤード台のミドルコースもあるが、これはどのような意図の基に作られたのであろうか、特にグリーンが難しいわけでもないし戦略性が求めらるとも思わない。
5番アイアンでティーショット、ピッチングウエッジでセカンドで充分届く距離である。
そういえばショートホールの距離も短い。
殆どショートホールは150以内のものが多く、風の影響を受けやすいコースとは言えども土地が余っているのだからもっと大胆に雄大にコース設計をして欲しかった。
最後にもうひとつ苦言を呈したいのだが、このコース全体を見回した時に名物ホールと言うべきホールがひとつもない。
もっと言えば記憶に残るホールがない。
このコースは65歳以上の、或いはハンディーキャップが25以上のビギナーか女性向けに設計したとしか思えない。
確かにプランテーションでは難しすぎる、オールドでは日本にないゴルフ場ということで、誰にも気軽にできるコースというのもサイアム系列の中ではニーズがあろうと思うが、さてどうであろう。